齢をとるにつれて若い頃にはなかったシミが目立ってきた・・・。
シミはアラフォー、アラフィフの女性にとっては切実な問題ですよね。
できることならいつまでもシミのない透明な肌をキープしたいと思うのは、すべての女性の願いと言えるでしょう。
この記事ではシミの原因とは何なのか?また美白美容液がシミを予防する仕組み、そして美白成分にはどのようなものがあるのかといった点についてご紹介していきますね。
シミの原因って?
シミの大きな要因のひとつは紫外線です。
肌が紫外線を浴びると、表皮の基底層にあるメラノサイトに、メラニンを作るようにという命令が出されます。
- 紫外線を浴びる
- メラノサイトにメラニンを作るように命令が出される
- メラノサイトがメラニンの元であるチロシナーゼを作る
- チロシナーゼがメラニンに変わる
という順序でメラニンが作られます。
メラニン=シミの原因という悪いイメージがあるかも分かりませんが、本来メラニンは、紫外線のダメージから肌を守るためのものなんです。
海水浴などで日焼けしても、通常は数か月もあればもとの肌に戻りますよね。
これは肌のターンオーバーによってメラニン色素が体外に排出されるから。
しかし、加齢やストレスなどでターンオーバーが正常にできなくなったり、過度に紫外線を浴びるようなことが続くと、メラニン色素の排出が追い付かず、肌に蓄積してシミになってしまうんです。
美白美容液がシミを予防するしくみとは?
医薬品医療機器等法(旧薬事法)では、美白化粧品とは、
- 「日焼けによるシミ、そばかすを防ぐ」
- 「メラニンの生成や蓄積による、シミ、そばかすを防ぐ」
ものであると定められています。
つまり美白美容液(美白化粧品)はシミを予防するものであって、今あるシミを「改善」するものではないということなんですね。
この点にまず注意しておきましょう。
美白美容液(美白化粧品)の働きには、肌が紫外線を浴びてメラニンを作る仕組みに合わせて、
- メラニンを作れという命令を出させないようにするもの
- メラノサイトに働きかけてチロシナーゼの生成を抑制するもの
- チロシナーゼの働きを抑制するもの
- メラニンの排出を促進するもの
- メラニン色素を還元するもの
などがあります。
シミに効果のある代表的な美白成分
m-トラネキサム酸・カモミラET(カミツレエキス)
メラニンを作れという命令を出させないようにする成分です。
アルブチン・エラグ酸・ルシノール・コウジ酸
チロシナーゼの働きを抑えてメラニン生成を抑制します。
リノール酸S・マグノリグナン
チロシナーゼを分解したり、成熟するのを阻害します。
エナジーシグナルAMP
メラニンの排出を促進します。
ビタミンC誘導体
メラニン色素を還元して黒い色を薄くします。